症例5 60代男性

既往歴 胃癌(胃幽門側切除後)
●提示画像(画像をクリックすると拡大された画像がみられます)
腹部単純X線 腹部単純X線立位 術前後
左術前 右 術後1年の腹部単純X線では残胃に不整な石灰化を認める
胃透視 術前 胃透視 術前
胃前庭部にボルマンII 型進行性胃癌を認める
 
術式および病理診断
術式

胃幽門側部分切除(D2 recection)
        Billroth泱@再建
病理診断
Well differentiated tubular adenocarcinoma
術直後胃透視 術直後胃透視
術直後胃透視では造影剤の流れも良好であり、残胃にも腫瘤影は指摘できない
術後1年胃透視(1) 術後1年胃透視(1)
術後領域に前回認められなかった不整な腫瘤像を認める
術後1年胃透視(2) 術後1年胃透視(2)
腫瘤様構造物は圧迫により可動を示し、胃石が疑われた
術前腹部CT 術前腹部CT
胃前庭部後壁に不整な壁肥厚が認められる
進行性胃癌と考えられる胃角部には異常所見はない
術後1年腹部CT 術後1年腹部CT
胃幽門側切除後であり、吻合部には再発腫瘤はない
胃角部背側に不整な石灰化を伴った腫瘤が認められる
上部消化管内視鏡
内視鏡では5cm大の黒色から緑色を呈する辺縁不整な結石を認める
 
●治療および分析結果へ
●確定診断へ

 moderator :小林 憲・服部 貴行・熊野 玲子・松本 純一 
        大西 毅・谷  一朗・山内栄五郎



●第257 回レントゲンカンファレンスのページへ戻る
●東京レントゲンカンファレンス日程表掲載のページへ戻る