症例3 40歳代 女性

主 訴:上下肢筋力低下,腹水,下腿浮腫
現病歴:
十数年前,両下肢筋力低下・知覚低下で発症し,神経及び筋生検にて慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)と診断。ステロイドおよび血漿吸着療法で軽快した。
その後下腿浮腫や下肢運動障害が出現。翌年には手指運動障害が出現。さらに,無排卵月経や全身浮腫も起こる。頭部MRIで硬膜肥厚を指摘。入院精査を行い,多発脊椎病変も見つかる。以後,本疾患の治療を継続中。
●提示画像(画像をクリックすると拡大された画像がみられます)
造影T1強調横断像 造影T1強調横断像
 
硬膜増強効果
 
頸胸椎T1強調矢状断像
頸胸椎T1強調矢状断像
 
多発骨腫瘤
 
腹部造影前CT横断像 腹部造影前CT横断像
 
肝脾腫,胸腹水貯留
 
●確定(最終)診断へ

 moderator : 森  墾



●第259 回レントゲンカンファレンスのページへ戻る
●東京レントゲンカンファレンス掲載目次のページへ戻る