症例5:60歳代 男性

5年前に特発性門脈圧亢進症(IPH)と診断され、同年脾摘施行される。
経過観察中、 偶然施行された本年の単純CTにて多発肝腫瘤を指摘された。
●提示画像(画像をクリックすると拡大された画像がみられます)
SPIO MRI
画像所見のまとめ
・肝に多発する結節影
・単純では低吸収で漸増する造影効果を示し、平衡相では正常肝実質と等吸収を呈する
・T2Wでは淡い高信号を呈し、貪食能を有する
・in phaseで若干高信号でout of phaseでやや信号低下しているようにもみえ、脂肪の含有が疑われる
・脾摘後、胆摘後、門脈血栓後、慢性腎不全、腹水
 
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moderator : 大杉 圭


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