【現病歴】 約1年前に会社の検診で右頚部腫瘤を指摘された。悪性リンパ腫が疑われ(?)他院で局麻下に摘出を試みたが、肉眼所見で赤色調であったため一旦手術中止。本人の希望もあり摘出術目的に受診。 【現症】 右頸部に直径約7cmの柔らかい腫瘤を触れる。 一部に石のような硬い部分がある。鎖骨下ヘは指が入る。
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MRI
・両側頚部の軟部腫瘤 ・多結節状の描出 ・T2強調像で著明高信号 ・T1強調像で高信号と低信号が混在 ・多血性
CT
・地図状の比較的強い増強効果 ・単純CTでは低吸収と中程度の 吸収値が混在
血管撮影
胸部単純写真
術前スクーリングとして胸部単純写真撮影
・リンパ節と思われる構造とともに乳頭状ないし嚢胞状を呈し、 スリガラス状核,核溝形成などを伴う腫瘍細胞の増殖をみる ・コロイド状物質の貯留もみられる ・一部では不整な管状を呈し、リンパ節周囲結合織内への浸潤をみる ・TTF-1陽性
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Moderator:渡谷 岳行
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