・Chronic infectious disease:緩徐な経過を示す感染症として真菌症や結核,
非結核性抗酸菌症.ただし前医では感染症を示唆する所見は検出されず.
・Pneumoconiosis:症状に乏しく,小葉中心性の粒状影や収縮を伴っている陰影をPMF
(progressive massive fibrosis)と理解すれば矛盾しないか?
既往歴として粉塵暴露歴無し.
・Sarcoidosis:広範な陰影を認め,症状に乏しいときには鑑別として外せない.
しかしかなり非典型的な画像所見.
・Lung ca. :瀰漫性の広がりを示す悪性腫瘍であれば矛盾しない.ただし,前医の
気管支鏡で悪性所見無く,線維化のみ.