* 単純Xp
S状結腸〜横行結腸の拡張を認める。
* 造影CT
右腹部、主に前腎傍腔を主体とする大きな血腫を認める。
内部には濃度の差があり、新旧の血腫が混在する。
血腫内には仮性動脈瘤を示唆する造影剤のpoolingや 活動性出血を示唆するextravasationを認めた。
* 血管造影
SMAやIMAの分枝動脈に紡錘状、嚢状の拡張が多発し仮性動脈瘤と考えられた。Iliocecal a.からはCT所見と同様に造影剤のextravasationを認めた。同部を塞栓後、確認の造影でMiddle colic a.領域の仮性動脈瘤からextravasationを認めさらに塞栓を追加した。