結核性リンパ節炎 tuberculous lymphadenitis |
鑑別診断 |
●顎下部の孤立性充実性腫瘤
1)顎下腺腫瘍……しばしば顎下腺外病変との区別困難
2)腫大リンパ節…悪性リンパ腫で孤立性あり、稀ではあるがCastleman病もあり
●中心低吸収を示す頸部腫瘤
1)腫大リンパ節
(1)急性化膿性リンパ節炎
(2)菊池・藤本病(組織急性壊死性リンパ節炎)
(3)猫ひっかき病
(4)転移
(5)悪性リンパ腫
2)感染性嚢胞性腫瘤
結核性リンパ節炎(tuberculous lymphadenitis) |
・肺外結核の約15〜30%で、結核性胸膜炎に次ぐ
・肺結核の合併は約1/3〜1/2
・約70%は頸部
・頸部リンパ節炎の5%が結核性
・頸部結核性リンパ節炎:通常片側性、後頸部領域(レベルV、副神経)
・QFTによる結核感染検査
・画像所見:時期により異なる
急性期:均一な内部構造・造影増強効果
亜急性期:中心部の壊死・結節状の造影増強効果 辺縁に厚みのある造影増強効果
慢性期:線維化・石灰化
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