胆嚢腺扁平上皮癌 adenosquamous cell carcinoma of the gallbladder |
鑑別疾患 |
腺扁平上皮癌
腺管構造、粘液産生を示す腺癌成分と角化や細胞間橋、杯細胞への分化を示す扁平上皮成分とが混在する腫瘍。
扁平上皮成分が全体の1/4以上を占めることが必要。
扁平上皮癌
病巣すべてが扁平上皮癌で構成される腫瘍
胆嚢腺扁平上皮癌/扁平上皮癌 |
・胆嚢癌の1〜12%(扁平上皮癌は1%)
・40〜60歳代に好発
・女性に好発(女:男=3:1)
・腺癌より予後不良
ー根治手術しないと大部分の患者は6か月以内に死亡
ー初診時の腫瘍の進展範囲が予後に重要
・局所浸潤傾向が強い.
肝、十二指腸、横行結腸等の周囲臓器へ浸潤する → 胆管閉塞、腸閉塞、穿孔
・肝転移の頻度は腺癌より高い
・進行が早い
・リンパ節転移、腹腔内播種は少ない
戻る |