phalangeal microgeodic disease |
Microgeodic disease |
・1970年に初めて報告された疾患
・手指、特に第2指、第3指中節骨に多い。趾は稀。
・6歳〜12歳に好発。症状は凍傷様の発赤、腫脹、疼痛など。
・原因は、骨内の微少循環不全と推測されている。寒冷期の報告が多い。
・病理学的には骨皮質・骨髄に壊死やその修復過程を認める。
・通常は経過観察により自然に治癒する。(稀に、病的骨折や変形治癒、骨短縮例などの報告もある。)
・しばしば腫瘍性病変と間違えられて生検が施行されることがあるが、特徴的な臨床症状とX線写真所見で診断可能。
・Microgeodic diseaseはしばしば腫瘍性病変などと誤診され生検が施行されているが、知っていれば特徴的な臨床症状とX線写真から診断が可能である。
・無症状でも、小児の手指の単純X線写真では同様の所見がしばしば見られる。
・MRIでは単純X線写真や臨床症状よりも広範囲に異常所見が認められる。
・語源:micro+geodic(geodeの形容詞形)ジオードとは中が空洞の晶洞石。
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