副腎外褐色細胞腫(傍神経節細胞腫) extra-adrenal phochromocytoma(paraganglioma) |
鑑別診断 |
・Leiomyoma
・Neurofibroma
・Hemangioma
・Paraganglioma
・Inflammatory Pseudosarcoma
Bladder paraganglioma |
・粘膜下、筋層内のクロム親和性細胞より発生(膀胱のどこでも)
・頻度
–全膀胱腫瘍の0.5%未満
–全褐色細胞腫の1%
–悪性例は本邦の報告では15%
・症状
–発作性高血圧
–排尿時発作(頭痛,動悸,高血圧,冷汗)(65-70%)
–血尿(55-60%)
–波多野ら142例の検討では典型的な症状を示さない頻度は23例(16.2%)
・ホルモン検査
–27%前後で陰性となる
・画像診断の意義
–術前組織診断を兼ねて経尿道的腫瘍切除術が施行されたときに,侵襲,膀胱過伸展により高血圧クリーゼを生じることがある
・MIBGシンチ(褐色細胞腫での検討.膀胱を必ず撮像範囲に含める)
–検出感度:90%
–特異度:100%
・CT
–非特異的
・MRI
–T1強調像で大臀筋と比較して高信号(原因不明)
–T2強調像で高信号
–拡散強調像で拡散制限(平均0.973×10-3 mm2/s)
参考文献
・波多野ら.泌尿紀要2006; 52: 55-58
・Wang Hら.Eur J Radiol 2011; 80: e217-220
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