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第 349 回 東京レントゲンカンファレンス[2014年1月23日]
症例4 30歳代 女性 : 妊娠を契機に外尿道口に腫瘤指摘。
尿道平滑筋種
leiomyoma of the female urethra

 

 尿道平滑筋腫

女性尿道の平滑筋種はきわめて稀。
年齢:30-40歳代 女性が一般的
部位:近位尿道が一般的。
共通の主症状:
 尿路感染( 64.3% )
 腫瘤(50%)
 性交疼痛症
 尿閉
 刺激性下部尿路症状
確定診断のために生検を要することもある。
治療法:症状があれば外科的手術。無症状では経過観察もありうる。

 

鑑別:
 尿道脱
 尿道憩室 腺癌を生じることあり
 尿道カルンクル 10%に癌合併
 悪性腫瘍;尿道癌、平滑筋肉腫

 

画像所見
T1強調画像 等信号
T2強調画像 高信号(骨盤内筋層と比較)
造影増強効果 あり

 

参考文献
画像診断 Vol.22 No.6 2002 画像診断と病理
泌尿紀要 51:125-128 2005 女子傍尿道平滑筋腫の2例
Mrinal P et al , Urology 2012 case reports
Ikeda R et al , Clinical Radiology 56:76-79,2001
Cheng C et al , J Urol 148:1526-1527,1992

 


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