子宮付属器捻転、広汎性卵巣浮腫疑い adnexnal torsion , massive ovarian edema |
広汎性卵巣浮腫 |
・間質の浮腫による非腫瘍性卵巣腫大
・1969年にKalstoneらが報告
・若年(平均20歳)
・腹痛、腫瘤感、月経不順など(時に男性化徴候)
・約半数に捻転を伴う
・静脈やリンパの還流障害が主な原因
特徴的なMRI所見
・腫大した卵巣がT2強調画像で高信号を呈する
・辺縁に卵胞と思われる嚢胞構造を認める
子宮付属器捻転 |
・若干右に多い (右:左=3:2) ∵左にはS状結腸がある
・捻転の1.5〜5.5%は傍卵巣嚢胞による
・傍卵巣嚢胞の2-16%は捻転を合併
・腹腔鏡下捻転解除術が最近の主流(切除しない)
・捻転解除により90%程度で正常卵巣機能が回復
参考文献
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