●症例 3  50歳代 男性

主訴・現病歴:数日前から下肢の痺れ、痛みが出現。
既往歴:
アレルギー性鼻炎、喘息
臨床経過:
白血球数 25600/ml で、そのうち好酸球が 86% であった。血沈は 83mm/hr と亢進、Hgb:12.2g/dl と軽度の貧血も認めた。ステロイド治療により、好酸球数は 0% となったが、下肢の症状はすぐには改善しなかった。
●提示画像(画像をクリックすると拡大された画像がみられます)
フィルム1(上肺野)
上肺野

両側の上肺野に境界不明瞭なすりガラス状陰影を認める。
フィルム2(下肺野)
下肺野

右下葉の末梢胸膜下領域に濃度の濃い、線状・索状影を認める。
左下葉末梢胸膜に接して、限局性の不整形陰影を認める。
なお、胸水貯留なく、縦隔・肺門部に明らかなリンパ節腫大を認めなかった。
●鑑別診断へ
●確定診断へ

moderator : 竹政 和彦



●第242回レントゲンカンファレンスのページへ戻る
●東京レントゲンカンファレンス日程表掲載のページへ戻る