●症例1 60才代 女性

主 訴:特記すべき事なし
現病歴:数年半前、左腎癌のため左腎摘出術を受けた。その後経過良好であったが、経過観察の為の腹部CTにて、下大静脈に異常を指摘された。
●提示画像(画像をクリックすると拡大された画像がみられます)

腹部CT
造影前  造影後早期相

遅延相

IVC内にfat tissue density を認める。明らかな造影効果はない。

Curved MPR
冠状断に近い像  矢状断に近い像

横隔膜上のIVCの径に比べて横隔膜下のIVCは径が急激に細くなっており、この段差のところへ食道周囲から連続する脂肪組織が入り込んでいる。

 
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 moderator : 斉藤和歌



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