●症例1 60才代 女性

診断;Pericaval fat collection

Pericaval fat collection
・頻度 0.5-5% (cirrhosis: 32%)
・部位
   肝静脈合流部 79%
合流部より下方 17%
   合流部より上方 4%
・形態
   卵円形 (58%)、円形 (21%)、線状 (21%)
・大きさ
   0.5-2.3cm径、1.0-4.5cm長

・横隔膜上のIVCが太く
 ・吸気による胸郭内陰圧
 ・吸気による横隔膜の収縮 
 ・左下横隔膜静脈の合流
・横隔膜上のIVCが細く
 ・肝右葉萎縮,  尾状葉腫大
 ・腹腔内圧の上昇
 ・肥満
→Radiological pseudolesion

参考文献
 Han B K, et al. Radiology 1997; 203:105-8
 Kines J, et al. AJR 1999; 172:409-11
 BabaY, et al. JCAT 2001; 25:815-55
 Raju N L, et al. Radiology 2001; 220:471-73
 Miyake H, et al. AJR 1992; 158: 423-25
 仲宗根ら. 日消誌 2001; 98: 1384-87

 
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 moderator : 斉藤和歌



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