症例5 60歳代 男性

●鑑別診断
 
Endobronchial tumor
 Neuroendocrine tumor(typical/atypical carcinoid)
 Adenoidcystic carcinoma
 Mucoepidermoid carcinoma
 Squamous cell carcinoma
 Hamartoma
 Leiomyoma
 Myoblastoma
 Mucous gland adenoma

 
経過

  • 2気管支鏡にて左B8b入口部にpolyp様の病変が認められた。
  • TBLBにてgranuation tissue with squamous dysplasiaの診断。Submucosal tumorがpolyp状に認められ、狭小化した気管支内腔から膿汁の流出を認めた。
  • 感染巣、気管支閉塞を認め、悪性腫瘍を否定できないため、胸腔鏡下左肺底区切除術施行。

手術所見
 左B8a入口部に脂肪成分を有する径15x12x10mmの腫瘤が存在。
 末梢は炎症性変化が認められた。

 
●最終診断へ
●症例提示ページへ

 moderator:金親 克彦・本折 健


●第269 回レントゲンカンファレンスのページへ戻る
●東京レントゲンカンファレンス掲載目次のページへ戻る