第303回 東京レントゲンカンファレンス
2008年03月27日開催

症例6 10歳代 女性

オーダーは、『卵巣MRI(単純)』
依頼病名は、『子宮奇形、卵巣腫瘍の疑い』
であったため、それらを評価するルーチン撮像を行いました。
カルテを見ると、原発性無月経と書いてありました。

原発性無月経 primary amenorrhea

  • 定義:通常の成長、第二次性徴は認めるが、16歳の時点で月経発来がない。
  • 病因:
     染色体異常 50%
     視床下部性 20%
     子宮奇型 15%
     腟奇型(腟中隔、無孔処女膜) 5%
     下垂体性 5%
     その他(androgen receptor異常、先天性副腎過形成、多嚢胞性卵巣症候群など)5%


  


 

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Moderator:木村 有喜男