直腸間膜内神経鞘腫 schwannoma in the mesorectum |
直腸間膜 |
直腸の上部では、腹膜は前面と側面とを被って直腸間膜となり、仙骨前面で岬角から第3仙椎までにわたって付着する。
Rs:岬角の高さから第2仙椎下縁まで
Ra:〜腹膜翻転部まで
Rb:〜恥骨直腸筋付着部上縁まで
後腹膜の神経鞘腫 |
・末梢神経のschwann鞘から発生する腫瘍。
・性差はなく、30〜60歳に好発し、多くは単発例である。
・境界明瞭な円形・楕円形腫瘤でしばしば変性や石灰化を伴う。
・Solid areaはよく造影される。
・顔面、頸部に発生することが多く、後腹膜の発生は約4%。
・膵、腎原発もあるため後腹膜原発は0.7%とさらに稀。
・後腹膜神経鞘腫の28%は悪性と言われている。
戻る |