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第 349 回 東京レントゲンカンファレンス[2014年1月23日]
症例2 70歳代 女性

【主訴】腹痛
【現病歴】
 腹痛、嘔吐を認め、イレウスの診断にて近医緊急入院となった。イレウス管による保存的治療にて一旦は軽快した。
 2ヶ月後にイレウス症状が再燃した。繰り返すイレウスの精査・加療目的にて、当院転院となった。
 (転院時CTにて偶発的にS状結腸癌がみつかった。)
【既往歴】子宮脱、膀胱脱
【入院時身体所見】腹部:膨満、圧痛あり 子宮脱あり

  【血液検査所見】
〈血算〉 〈生化学〉 〈腫瘍マーカー〉
WBC  5200/ul
 Seg 35.5%
 Stab 17.5%
 Lympo 27.0%
 Mono 15.0%
 Eosino 2.0%

RBC  268×104/L
Hb  8.4g/dl
Ht  26.4%

PLT  28.6×104/L

Alb  1.7g/dl
AST  13U/L
ALT  9U/L
γ-GTP  42U/L
AMY  34U/L
Cr  0.80mg/dl
BUN  8mg/dl
Glu  109mg/dl
Na  147mEq/L
K  2.9mEq/L
Cl  113mEq/L
T-Bil  0.3mg/dl
CRP  4.04mg/dl
CEA  4.8ng/ml
Ca19-9  <1.0

腹部単純写真(臥位)
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腹部造影CT(Key断面)
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S状結腸癌精査のためのCT  colonography(イレウス改善後)
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MRI T2強調像(冠状断)
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小腸造影
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Moderator: 亀井 佑太郎