大部分は単発性で、肝右葉後部に好発
画像所見は一般に他の細菌性肝膿瘍と同様で鑑別困難
CT
・境界明瞭な低吸収域 ・単房性または多房性
・単純で、壁内側が高吸収、外側が低吸収(double target sign)
ダイナミックCTで内側層は遷延性濃染、外側層は遅延性濃染
⇒ 【内側層は炎症性肉芽組織、外側層は線維化組織】
・周囲に浮腫を伴うことが典型的とされるが、鑑別は容易でない
MRI
・ T1WIで低信号、T2WIで高信号を示すが、いずれも不均一
・外側層は線維化組織が多いため、T1・T2強調像で共に低信号
生活歴、海外渡航歴を含めた患者背景、HIV感染の有無が重要