症例7 10歳代 男児

病理組織

左 外向性に発育する軟骨腫瘍で分葉構造が認められる。腫瘍に接して進展された骨膜と考えられる繊維性組織が認められる。
右 分化傾向の明瞭な硝子軟骨からなる腫瘍。細胞密度の著増は認められない。軟骨細胞に核異型や核分裂像は見られない。内軟骨性骨化が認められる。

 

病理診断
Juxtacortical chondroma, right femur


Juxtacortical chondroma

  • 傍骨部(骨皮質と骨膜の間)から発生する成熟軟骨成分(硝子軟骨)を含む良性骨腫瘍。
  • まれな腫瘍(全骨腫瘍の0.66%)。
  • 20歳代から30歳代が全体の2/3。
  • 2:1で男性に多い。
  • 好発部位は長管骨の骨幹端や手足の短管骨
    2/3の症例で骨幹端、1/3の症例で骨端発生。
  • Cartilaginous tumor (硝子軟骨)
  • 軟骨性石灰化 (ring & arcs)
    T2強調高信号、T1強調低信号
    辺縁部や隔壁構造の造影効果。
  • Juxtacortical tumor
  • 皮質外層のerosiveな破壊、しばしば硬化縁を伴う。
    Shell状骨膜反応
    Overhanging edge
 
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Moderator : 岡本 嘉一