第308回 東京レントゲンカンファレンス
2008年10月16日開催
症例8 50歳代 女性
 

【主訴】 排尿障害
【現病歴】 2〜3年前から下腹部痛と陰部の腫瘤を自覚していた。
10日前から、腫瘤の増大とともに失禁を認め、昨日より尿道以外からの液体流出が見られたため、
救急外来を受診した。
【身体所見】 右外陰部上方より小児頭大の腫瘤あり。
腫瘤内容は大部分がhardだが、一部cysticなところもあり。出血なし。


来院時検査所見

【血液】
WBC 10420 /μl
RBC 463×104 /μl
Hb 10.3 g/dl
plt 35.8×104 /μl

AST 13 U/l
ALT 9 U/l  
LDH 98 U/l
ALP 317 U/l  
γ-GTP 35 U/l


T-Cho 167 mg/dl
T.Bill 0.5 mg/dl
BUN 9.0 mg/dl
Cr 0.43 mg/dl
Na 138 mmol/l
K 3.8 mmol/l
Cl 109 mmol/l
CRP 3.1 mg/dl

CEA:0.6 ng/ml
CA19-9 <1.2 U/ml
AFP 1.7 ng/ml
CA 125 7.7 U/ml
SCC 0.4

【尿】 
特記すべき所見なし 

【腫瘍穿刺液】
黄色透明
細胞診 Class I

【感染症】
HBV(-)
HCV(-)
HIV(-)
梅毒(-)


T2WI
T1WI         T2WI        T1WI_FS
T2WI_COR
T1WI_dyn
 
 
 

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Moderator:北村 範子