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第321回東京レントゲンカンファレンス
2010年5月27日
症例1 30歳代 男性

【主訴】両手の巧緻運動障害、書字困難
【現病歴】1週間ほど前より、会社の同僚や家族から様子がおかしいと指摘されていた。
 数日前より両手の巧緻運動、書字困難が出現し、やや増悪傾向にあるため近医受診、当院神経内科に紹介となった。
【既往歴】25歳:急性肝炎
【家族歴】特記事項なし
【嗜好】タバコ20本/1日

〜 入院時 〜
【神経所見】軽度の意識障害と右側の失行、上肢右優位、下肢左優位の錐体路徴候、構音障害と顔面を含む左不全麻痺、腱反射亢進
【血算・生化学】Hb:12.3g/dl, Ht: 36.5%, Neut: 77.1%, Lymph:15.5%, Alb: 3.6g/dl, CRP: 0.75mg/dl 
 その他、特記事項なし
【髄液】特記事項なし


入院時 CT
腹部単純
入院時 MRI
腹部単純
腹部単純

 

〜 入院後経過 〜
意識レベルの低下、反応の低下を認める。
臨床経過から急性であり、感染症、免疫系、代謝性疾患について検索した。

1ヶ月後のMRI
腹部単純
腹部単純

 

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Moderator: 阿部 香代子