第326回東京レントゲンカンファレンス
2011年1月27日
2011年1月27日
症例４ 70歳代 女性
【主訴】不随意運動（舞踏病様運動）
【現病歴】約1ヶ月前から、見当識障害、食事摂取の有無を忘れるといった症状が出現した。
約2週間前から口、頚部、四肢の異常な動きに家人が気づき、5日前より増悪し、当院神経内科を受診し、翌日入院となった。
【既往歴】喘息 虚血性心疾患（ＰＣＩ施行） 糖尿病 大腿骨骨折 精神疾患の既往はなし
【現症】体温35.6℃、血圧135/60mmHg、脈拍60/分
【神経学的所見】JCSⅠ-2（見当識障害あり）
下記のような運動を素早く繰り返す。
・顔面のしかめ面
・舌をねじるように出し、引っ込める
・頚部の回旋、屈曲、伸展
・四肢を素早く回転させるように前方や上方に出し、引っ込める → 顔面, 頚部, 四肢の不随意運動（舞踏病様運動）
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Moderator：森 なお子