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第 336 回 東京レントゲンカンファレンス[2012年5月24日]
症例7 50歳代 男性 

【主訴】右眼球突出
【現病歴】 2ヶ月前から心不全症状が出現。
心不全が増悪したため入院となり、精査のカテーテル検査で偶発的に心タンポナーデとなった。 心肺蘇生が施行され、緊急手術により一命を取り留めた。その後、右眼球突出を認め、精査のCTが撮影された。

【既往歴】高尿酸血症
【家族歴】特記事項なし
【生活歴】喫煙:15本40年、飲酒:ビール500ml週3日
【身体所見】右眼球突出、眼球運動障害と色調異常(青みがかって見える)も認めた

【検査所見(カテーテル検査前)】WBC 6300, RBC 490, Hb 15.6, Hct 44.8, Plt 12.6 PT 30%, PT-INR 1.92
TP 6.9, Alb 3.9, UA 9.1, BUN 25.9, cre 1.35
T.Bil 0.7, AST 22, ALT 32, γGTP 40, ALP 258
LDH 137, CK 42, Na 139, K 5.2, Cl 104
BNP 170, CRP 0.9
ACE 17.7, リゾチーム 16.8
ツ反陰性

【内服薬(カテーテル検査前)】
ユリノーム(25) 1T1x
ラシックス(20) 1T1x
アルダクトンA(25) 1T1x
ノイキノン(10) 3T3x
ブロプレス(8) 0.5T1x
アーチスト(2.5) 1.5T2x
ワーファリン 低心機能であったため、血栓予防目的に投与開始され調整されていた


眼窩部単純CT(カテーテル検査3日後)
 
ガリウムシンチグラフィー(カテーテル検査10日前)


 

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Moderator: 日下部 将史