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第 393 回 東京レントゲンカンファレンス[2019年6月27日]
症例6 50歳代 男性

【主訴】異常行動
【現病歴】1ヶ月前から歩行時のふらつき。4日前から辻褄の合わない会話が増えた。3日前から靴下の代わりにシャツを履こうとする、
 靴下の履き方がわからないなど着衣失行を疑う異常行動があり入院加療の方針となった。
【既往歴】特記なし。
【嗜好歴】飲酒 ビール2-3本、タバコ20-30本
【家族歴】なし
【身体所見】頸部硬直2横指 kernig陽性、両下肢痛覚過敏、発語障害

【経過・追加検査】
 入院後、症状は急速に進行。開眼はあるが指示は入らない。
 発語(-)、 傾眠傾向。ステロイドパルスへの反応は不良。

【髄液検査】 
 細胞数10以下/3μl、 蛋白35mg/dl、 糖48mg/dl(同時血糖74)、T-Tau蛋白 陰性、14-3-3蛋白 陰性、QUIC法 陰性
【皮膚生検】異常なし


他院MRI
T1WI/T2WI/FLAIR
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DWI

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DWI/ADC map

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フォローの当院MRI(前回から3週間後)
T1WI/T2WI/FLAIR/eT1WI
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DWI/ADC map

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初回

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3週間後

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Moderator: 大平 健司