【症例】67歳 男性
【現病歴】
左頭頂部のむずむず感があり近医受診。
血栓症を疑われ造影CT施行するも異常なく、
シロスタゾールを処方された。
その後も自覚症状の改善なく、10日間で内服は中止となった。1ヶ月後、起床時より複視が出現。改善しないため、翌日当院受診。
【既往歴】右網膜黄斑変性症(4年前 光凝固術)、高血圧、虫垂炎(30代)
【内服薬】アジルサルタン(20mg)、アムロジピン(5mg)
【アレルギー】なし
【生活歴】喫煙歴:あり(10本×45年) 飲酒歴:なし
【家族歴】父:脳梗塞 母:くも膜下出血
【身体所見】
意識清明、HR 71/min、BP 156/94mmHg、BT 36.4℃
EOM:左眼球運動は外転以外が軽度低下
瞳孔径:3/3、対光反射:+/+ 視力低下なし
その他、脳神経学的異常所見なし
四肢に運動障害・感覚障害なし 深部腱反射異常なし
項部硬直なし
採血結果 | ||||||
<血算> WBC 9800 RBC 483 Hb 14.8 Plt 35.5 |
<生化学> AST 19 ALT 20 LDH 148 γ-GTP 25 Na 136 K 4.4 UA 7.7 BUN 16.8 Cre 1.09 T.P 7.9 Alb 4.6 CRP 0.84 |
IgG 1290 IgG4 64 IgA 211 IgM 95 CH50 60以上 C3 137 C4 34 IL-2R 385 |
SCC 0.6 CEA 1.4 NSE 11.0 |
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※赤字:高値 | ||||||
蝶形骨洞炎の診断で治療開始。
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