症例８　70歳代　男性

【現病歴】
・嗄声を主訴に当院を受診し、左喉頭癌（cT4aN0M0）と診断された。
　喉頭全摘+両側頸部　郭清術を施行し、病理はpT3N0、squamous  cell carcinomaだった。
・術後化学放射線療法は行わず経過観察されていたが、術後7か月目に右胸鎖関節部に腫瘤を自覚した。

【身体所見】
・vital異常なし。
・視診にて右胸鎖関節部に約7�pの腫瘤、発赤あり。
・圧痛、熱感なし。安静時痛、体動時痛なし。
【既往歴、生活歴】
・高血圧、糖尿病、脳動脈瘤クリッピング後。
・喫煙歴：15〜20本×55年（嗄声後より禁煙）

【検査所見】
　RBC 4.28×10⁶ /μl 、Hb 13.0 g/dl、Ht 39.9 %、WBC 6400 /μl、CRP 0.10 mg/dl
　LD 146 IU/l、Cr 1.02 mg/dl、SCC 1.0 ng/ml

▼ 術前単純／術後単純／術後造影   ▼ T2WI／STIR   ▼ 造影T1WI   ▼ DWI／in-phase／opposed-phase

 

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Moderator：　武井　洋平

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