●症例 4  20代女性

主 訴 頭痛
現病歴 頭部CTを施行し、異常影を認め、頭部CT、MRIにてfollowするも、症状増悪なく現在に至る。
健診にて胸部異常影指摘され、当院 呼吸器内科受診、肺結核の診断にて4剤(SM、RFP、EB、INH)併用療法開始。一ヶ月後左足底部から徐々に上行するしびれ感。
頭部CT、MRIにて右視床に腫瘤指摘
●提示画像(画像をクリックすると拡大された画像がみられます)
胸部単純X線 胸部単純X線
両側肺尖部に結節影および気管支拡張所見を認める
胸部CT肺野条件 胸部CT肺野条件
両側上葉背側末梢にtree-in-bud appearanceを認める
二次性肺結核を示している
頭部CT 頭部CT
右視床を中心に不整な低吸収域が広がる
頭部CT 頭部CT
右視床を中心に不整な低吸収域が広がる
造影後中心部が強い造影効果を示す
頭部MRI 頭部MRI
右視床を中心に内部均一な高信号を示す不整領域を認める
頭部MRI 頭部MRI
T1WIにて同部位の中心部は淡い低信号を示す
頭部MRI 頭部MRI
造影後、中心部は類円形の強い造影効果を示す
 
●臨床経過へ
●確定診断へ

 moderator :小林 憲・服部 貴行・熊野 玲子・松本 純一 
        大西 毅・谷  一朗・山内栄五郎



●第257 回レントゲンカンファレンスのページへ戻る
●東京レントゲンカンファレンス日程表掲載のページへ戻る