症例３　80歳代　女性

【主訴】　腹部膨満感

【現病歴】
近医、上部消化管内視鏡検査にて胃体上部小弯側に3-4cm大の隆起性病変を認めた。生検にて診断がつかなかったため、精査目的に当院へ紹介受診となった。

【既往歴】　内頸動脈閉塞、発作性上室性頻拍、高血圧症
【家族歴】父:胃癌
【嗜好品】　アルコール ：機会飲酒／喫煙 ：なし
【アレルギー歴】　なし
【内服薬】カンデサルタン シレキセチル、クロピトグレル、テプレノン

【来院時診察所見】
・BT 36.1 ℃、BP 155 / 86 mmHg、RR 86 /min
・特記すべき所見なし

生化学				血算		腫瘍マーカー
TP	7.3	Cr	0.87	WBC	5.9	CEA	1.9
Alb	4.5	Na	142	RBC	4.13	CA19-9	14.0
T-Bil	0.5	K	4.3	Hb	12.5
D-Bil	0.1	Cl	105	Ht	38.8
AST	18	CRP	<0.09	MCV	93.9
ALT	10	eGFR	48	MCH	30.3
LDH	146			MCHC	32.2
ALP	181			PLT	20.8
UN	14

▼ 来院時内視鏡所見 ・胃体上部小弯に3cm大の不整型なSMT。表面に潰瘍やびらん。 ・EUSで病変は低エコーを呈し、一部モザイク様。 来院後経過:上部消化管内視鏡で数回の生検の後、病理診断が確定し、その後手術が施行された。   ▼ Key image(来院時腹部造影CT)   ▼ Key image(非造影MRI) 上段：T2WI／脂肪抑制T2WI 　　　 下段：DWI ／ADCmap   ▼ Key image (FDG-PET/CT)   ▼ Key image(上部消化管造影)

 

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Moderator：　横山　健人

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